Photographer: Akio Kon/Bloomberg

投資家は円やスイス・フラン選好-貿易摩擦激化の中で安全通貨を信頼

  • 投資家は対ドルで円とフランのコール選好-G10通貨で2通貨のみ
  • ある程度の警戒を織り込みつつあるようだ-ランペルティン氏
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

長期的には、投資家は安全第一を心掛けるもののようだ。

  世界の貿易摩擦が激しさを増し、政治リスクが読みにくくなる中、トレーダーは安全通貨とされる円とスイス・フランのコール(買う権利)オプションをプット(売る権利)よりも好んで購入している。投資家がドルに対するコールを選好しているのは、G10通貨の中でこの2通貨のみだ。

  トロント・ドミニオン銀行の為替戦略担当欧州責任者、ネッド・ランペルティン氏(ロンドン在勤)は「通貨オプション市場はある程度の警戒を織り込みつつあるようだ」と指摘。「貿易戦争のために米金融政策や経済成長、インフレ、金融の安定などに関する予測を全て見直さなければならない事態に至れば、市場はもちろん反応するだろう」と語った。

Cautious Tone

Options show havens such as yen and Swiss franc sought

Source: Bloomberg as of July 17, 2018

* Premium of calls over puts

             
  1年物25デルタのリスクリバーサル・オプションでは、ドルに対して円コールのプットに対するプレミアムが138ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、同様にスイス・フランでは88bpと両通貨に対する強気なセンチメントが見られる。一方、同じ期間で英ポンドとオーストラリア・ドルに対するセンチメントは最も弱いことをオプションは示している。
          
原題:Investors Show Faith in Haven Currencies as Trade Tensions Mount(抜粋)

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