コーヒーブランドのイリ-、ネスレなどからの買収打診を拒否

  • イリ-は1933年にイタリアで創業-オーナーは創業家
  • 企業の合意に関するあらゆる仮説は不適切-イリ-会長
Photographer: GIUSEPPE CACACE/AFP
Photographer: GIUSEPPE CACACE/AFP

世界的なコーヒーブランドを展開するイタリアのイリ-カフェは、同社の資産を巡りJABホールディングネスレなどから関心を示されているが、イリ-のオーナーである創業家は今のところこうしたアプローチを拒否している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  一連の買収を通じコーヒー事業を展開しているJABはイリ-全体を買い取ることに関心を抱いている。詳細は非公開だとして関係者が匿名を条件に述べた。数カ月前にイリ-に打診したネスレは、創業家から当分の間は身売りするつもりはないと伝えられたという。イリ-はフランチェスコ・イリ-氏がトリエステで1933年に創業した。

アンドレア・イリー会長

写真家:Chris J. Ratcliffe / Bloomberg

  JABとネスレの担当者はコメントを控えた。イリ-のアンドレア・イリー会長は「業界のほぼ全ての他の企業と同様に、われわれはこうした会社と定期的に連絡を取り合っている。コーヒーと健康、気候変動への適応や市場基準といった非競争的な問題を話し合うためだ」と資料で説明。 「企業の合意に関するあらゆる仮説は不適切だと考える」とコメントした。

  イリ-の発表によれば、2016年の売上高は前年比5.3%増の約4億6000万ユーロ(約605億円)。140カ国で事業を展開している。

原題:Italy’s Illy Coffee Is Said to Lure JAB and Nestle Interest (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE