米バークシャー、自社株買い上限撤廃-バフェット氏に株主還元の裁量

  • 株価が本質的価値を下回ると判断すればいつでも自社株買い可能に
  • バークシャーの手元資金は昨年1000億ドルを突破

ウォーレン・バフェット氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米バークシャー・ハサウェイの株主は、ウォーレン・バフェット氏を悩ませている1090億ドル(約12兆円)の手元現金の恩恵を近く受ける可能性がある。

  バークシャーの取締役会は17日、自社株買いの上限を撤廃すると発表した。同社の会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるバフェット氏はさらなる買収対象を探すよりも利益を還元する裁量が広がる。バフェット氏とチャーリー・マンガー副会長の2人が今後、株価は「控えめな判断でバークシャーの本質的価値を下回っている」と見なせば、いつでも自社株買いを行えると同社は明らかにした。

  経営が良好な企業を買収して成長する複合企業に組み込んでいく戦略を長年選好してきたバークシャーにとって、今回の決定は構造転換とも言える。同社は近年、利益の伸びに再投資が追いつかず、手元資金は昨年1000億ドルを超えた。このため投資家の間では、バフェット氏が利益を一部還元すべきかどうかを問う声も浮上していた。

  17日の時間外取引で同社株は上昇。クラスB株はニューヨーク時間午後7時40分(日本時間18日午前8時40分)現在、1.5%高の193.28ドル。

Buffett's War Chest

Berkshire's cash reached $109 billion at the end of the first quarter

Source: Berkshire filings

原題:Berkshire Frees Buffett to Buy Back Stock as Cash Pile Grows (2)(抜粋)

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