オムニコムの株価がほぼ10年ぶり大幅安-ネット企業の攻勢に不安

  • 北米収入の落ち込みはリセッション以降で最悪-ゴールドマン
  • 広告主の多くが支出先をオンラインメディアにシフト

17日の米株式市場で広告会社オムニコム・グループがほぼ10年ぶりの大幅安となった。低調な決算を受け、グーグルやフェイスブックなどが業界にもたらしている混乱を乗り切れるかどうか懸念が再燃している。

  オムニコムの株価は一時10%安と、取引時間中としては2008年10月以来の大幅な下げとなった。同社がこの日発表した4-6月(第2四半期)決算では、合併・買収(M&A)や為替変動の影響を除く実質的な増収率が2%にとどまり、予想を下回った。ゴールドマン・サックス・グループによると、北米の同ベースの収入はリセッション(景気後退)以降で最悪の落ち込みとなった。

  広告主の多くは支出先をオンラインメディアにシフトしており、この分野ではシリコンバレーのテクノロジー企業が優位に立つ。伝統的な広告代理店が成長と利益を維持することをより難しくしている。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ポール・スウィーニー氏は、「オムニコムの2018年の利益率見通しは失望されるものだった。17年にポートフォリオを縮小したにもかかわらず、利益率は変わらないと同社は予想している」とリポートで指摘した。

  一方、モーニングスター・インベストメント・サービスのアリ・モガラビ氏は、オムニコムのデジタル広告事業は昨年と比べ業績が向上しているとリポートで指摘。「デジタルへの移行が市場でこの数年間予想されていたほど同社に影響を与えていないとわれわれは考える」と記した。

原題:Omnicom Tumbles the Most in Nine Years as Facebook, Google Loom(抜粋)

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