【個別銘柄】スタートT高値、仮想通貨関連高い、日経採用予想で明暗

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  • スタートTは球団経営に意欲、ビットコインは7000ドル台を回復
  • 日経平均銘柄除外予想に東京ドームや宝HD、採用予想にサイバーA

18日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  スタートトゥデイ(3092):前日比3.3%高の4830円。一時4875円まであり、上場来高値を更新。前沢友作社長が17日にツイッターで、プロ野球球団を持ちたいとつぶやき、シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作るとした。モルガン・スタンレーMUFG証券では、日本での球団所有は企業名をチーム名にすることが可能で、運営が多少赤字となってもブランディングとしては極めて効率が良いと指摘。「ゾゾタウン」は最大のアパレルECだが、アパレル産業全体に対するシェアは1桁台前半%に過ぎず、マスをターゲットとしたPB事業強化でブランド強化は重要課題とみる。秋の日経平均銘柄定期入れ替えで大和証券が採用と予想したことも材料視された。

  仮想通貨関連株:マネックスグループ(8698)が3.5%高の630円、SBIホールディングス(8473)が2.4%高の2871円、GMOインターネット(9449)が4.3%高の2647円など。仮想通貨ビットコインは17日の取引で9.8%高の7314ドルと、約1カ月ぶりに7000ドル台に乗せた。一時は12%上昇するなど、市況底入れによる関連銘柄への恩恵が期待された。

  日経平均株価入れ替え予想銘柄:大和証券が秋の日経平均銘柄定期入れ替えで採用と予想したサイバーエージェント(4751)が2.3%高の6800円。一方、除外と予想した東京ドーム(9681)は3.9%安の915円、宝ホールディングス(2531)は2.3%安の1330円。SMBC日興証券でも東京ドームと宝HDの除外を予想していた。

  コンデンサ関連株:太陽誘電(6976)が3.1%高の3455円、村田製作所(6981)が1%高の1万9755円、TDK(6762)が1%高の1万1670円など。みずほ証券では欧州・アジアの機関投資家訪問の印象では電子部品セクターへの関心が高まっている、中期視点で投資機会を感じている投資家が多かったと指摘。そうした中、最近の値上げ観測や関連銘柄の急騰を受けて、すべてのミーティングにおいてセラミックコンデンサに関する質問を多く受けた、ミーティング時間のほとんどが費やされるケースもあり非常に注目度が高かったとした。

  出光興産(5019)、昭和シェル石油(5002):出光興産は4.9%高の4800円、昭シェルは1.8%高の1737円。みずほ証券では経営統合の概要が示されて10日付で目標株価を引き上げた両社について、17日付で再度目標株価を引き上げた。両社とも経営統合後に見込まれる高水準の株主還元に対する評価が高まっていくだろうとし、出光興産の新たな目標株価は5900円(従来5000円)、昭シェルは2200円(従来1950円)とした。投資判断はともに「買い」を継続。

  スター精密(7718):4.1%高の1973円。岩井コスモ証券は投資判断を「中立プラス」から「アウトパフォーム」、目標株価を2250円から2400円に上げた。第1四半期は工作機械が好調で会社計画を大幅に上回る期待以上の出足となり、上期と通期計画が上方修正されたことを評価。工作機械の受注は堅調で、部品も今までは想定以上に安定調達を達成しており、さらなる上振れもあるとみる。

  イオンファンタジー(4343):7.1%安の5340円。6月の国内既存店売上高は前年同月比4.0%増だったと17日発表。ただ、曜日影響が5.5%プラスに働いており、曜日調整後では1.5%減と今期に入り初の減少となった。

  ベルシステム24ホールディングス(6183):2.7%高の1969円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では目標株価を2000円から2200円へ引き上げた。人手不足を追い風とした売り上げ拡大と無期雇用化促進による生産性改善効果から、2019年2月期営業利益予想を103億円から109億円(会社計画103億円)、来期を115億円から120億円へそれぞれ増額。セクター平均PER上昇も加味して目標株価を変更した。

  三光合成(7888):10%安の466円。8月8日付けで東証1部へ指定替えの承認を受けたと発表。同時に公募と第三者割当で最大23億円を調達し、九州工場の建設などに充当することも明らかにした。1株利益の希薄化が懸念された。

  メディアドゥホールディングス(3678):11%高の2308円。21年2月期の売上高630億円(18年2月期実績372億円)、1株利益95円(同32.56円)、23年2月期の売上高800億円、1株利益135円とする中期経営計画目標を策定。電子書籍取次事業からパブリッシング・プラットフォーマーへの転換を目指す。

  トレジャー・ファクトリー(3093):5.5%高の750円。いちよし経済研究所はリサイクル品の買い取り環境の回復を受けてレーティングを「中立」から「買い」に引き上げた。フェアバリューは900円から1000円に変更。出張買い取りの強化などで、少なくとも今期末までは順調な買い取りの伸びが続く公算が大きいとした。19年2月期の営業利益予想を8億1000万円から9億円に増額し、会社計画の8億1800万円を超過するとみる。

  Gunosy(6047):2%安の1860円。岩井コスモ証券では目標株価を3700円から2500円へ引き下げた。ブロックチェーンなどの新規事業を加え、中期的に営業利益で年平均25%の増益を目指すとして投資判断の「アウトパフォーム」を継続する一方、現在の株価水準などを考えて目標株価は見直した。

  ハイアス・アンド・カンパニー(6192):4.9%安の431円。東京証券取引所1部への市場変更申請を取り下げると17日に発表。企業価値向上を目的に1部への市場変更を目指していたが、7月のこの申請に対する承認期限までに東証による承認を受けることが困難と判断した。同社は住関連産業に関する情報提供などを手掛けている。

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