日本株は続伸、米景気楽観と円安追い風に自動車など輸出関連高い

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  • 米労働市場は力強い、政策金利の漸進的な引き上げ継続ーFRB議長
  • ドル・円相場は1ドル=113円台に乗せる、半年ぶり

18日の東京株式相場は4営業日連続で上昇。堅調な米国経済と為替のドル高・円安を受けて企業業績への期待が高まった。自動車など輸出関連が上昇をけん引し、情報・通信や不動産など内需セクターも高い。

  TOPIXの終値は前日比6.16ポイント(0.4%)高の1751.21、日経平均株価は96円83銭(0.4%)高の2万2794円19銭。両指数とも4日連続高で、6月7日以来の連騰記録。

東証内部

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは、「パウエルFRB議長の議会証言で景気が強く、物価上昇ペースも想定内と良好な経済状況が確認された。米国は世界経済の先頭にいるため、波及効果が見込まれる」と述べた。世界的にリスクオンムードが強まる中、「日本株には為替の円安が業績面で相当な追い風となっている」とも指摘した。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は17日の上院銀行委員会の公聴会で、米労働市場は力強いと述べた上で、当面、政策金利の漸進的な引き上げを継続する方針を示した。これを受けて為替相場ではドルが買われ、きょうのドル・円相場は一時1ドル=113円08銭と1月9日以来のドル高値を付けた。

  景気に対する楽観的な見方が広がった上、為替も多くの企業が想定する1ドル=105円からさらに円安方向に振れたため、輸出関連企業などの業績上振れ期待が高まった。業種別指数では輸送用機器や精密機器、ゴム製品の上げが目立った。

  日経平均は前日終値を200円超上回って取引を開始、午前には前日比1.1%高の2万2949円32銭まで上昇した。ただ午後に入ると上げ幅を縮小し、安値引けとなった。証券ジャパン調査情報部の増田克実副部長は「心理的節目である2万3000円に接近し、戻り待ちの売りが出やすい状況。来週から本格化する四半期決算の発表を控え様子見ムードも出ていた」と話していた。

  売買代金上位では、セラミックコンデンサに対する海外投資家の注目度が高まっているとみずほ証券が指摘し、村田製作所や太陽誘電が上昇。仮想通貨ビットコインが約1カ月ぶりに7000ドル台に乗せ、SBIホールディングスやマネックスグループも高い。任天堂やJT、コーセーは下落。

  • 33業種中25業種が上昇
業種名TOPIX寄与度変化率上昇/下落
輸送用機器1.78471.260/2
電気機器0.83880.4113/44
情報・通信0.83610.6141/45
卸売0.49050.6129/38
医薬品0.42900.525/12
陸運0.42060.633/10
ガラス・土石製品-0.0659-0.417/13
鉱業-0.0874-1.82/4
その他製品-0.2933-0.835/16
保険-0.3123-0.83/7
食料品-0.7863-1.041/35
  • 東証1部の売買高は11億4604万株、売買代金は2兆1671億円
  • 値上がり銘柄数は1444、値下がりは579
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