トランプ大統領、プーチン氏との「素晴らしい」会談を自賛

トランプ大統領とプーチン大統領

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

トランプ米大統領は前日に開かれたロシアのプーチン大統領との共同記者会見について、自らの言動を称賛した。トランプ氏の発言が米国の情報機関の信頼性を損なうものだったため、共和党内から厳しい反発が起き、2016年の大統領選挙で勝利して以来最大の批判を浴びている。

  トランプ氏はヘルシンキから帰国して一夜明けた17日、「北大西洋条約機構(NATO)加盟国とは素晴らしい話し合いができ、巨額の資金を集めた。ロシアのプーチン氏とはそれ以上に素晴らしい会談が持てた。悲しいことに、そのようには報じられていない。フェイクニュースは頭がおかしい!」とツイートした。

  だが批判の声は党派を越えて広がっている。トランプ氏の女性に対する性的な発言や、ネオナチを非難しなかった姿勢にも目をつむり、同盟国への関税賦課でも不満を述べるだけで特に行動はとらなかった一部の共和党議員さえも、今回は限界と見極めたようだ。2016年の米大統領選挙にロシアが介入したと米情報機関が一致した結論を出したにもかかわらず、トランプ氏はプーチン氏の側に付く姿勢を示した。

トランプ氏のロシアに関する発言が共和党内の反発を買っている。ブルームバーグのシニアエディター、ジョー・ソプチク氏がリポート

(出所:Bloomberg)

  トランプ氏の強力な支持者で、妻のカリスタ氏がトランプ氏から駐バチカン米大使に指名されたギングリッチ元下院議長は、「大統領就任以降に犯した最も深刻な誤りだ。直ちに修正しなくてはならない」とツイッターで非難し、トランプ氏に釈明を求めた。

  米当局が出した結論とプーチン氏の主張を同列に並べたトランプ氏は、共和党の中核部分に大胆に踏み込んだ。共和党のロシア観は、党内で英雄と仰がれるロナルド・レーガン元大統領によって同党のアイデンティティーとして刻印されたもの。

  ロシアの大統領選介入とトランプ陣営との接点に関する捜査を支持してきたジョーンズ下院議員(共和、ノースカロライナ州)は、「人生でこれほど失望したことはなかった」と真情を吐露。「レーガン氏の亡霊は恐らく烈火のごとく怒り狂っているだろうと、電話でスタッフと話した」と述べた。

原題:Trump Praises Meeting With Putin Despite a Republican Backlash(抜粋)

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