貿易障壁は賃金と成長を脅かす-パウエルFRB議長

パウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、保護主義が経済成長を損なう可能性はあり、賃金に悪影響を及ぼしかねないとの認識を示した。米国は中国や欧州連合(EU)などとの貿易面での緊張を高めつつある。

  パウエル議長は17日、米上院銀行委員会で証言。冒頭証言に続いて、トランプ大統領が課した輸入関税の経済的影響について、議員からの質問に答えた。

  議長は「開かれた貿易を維持し、関税などの障壁を設けていない国は概して成長が加速している。そうした国々は所得や生産性がより高い」と指摘。一方で「より保護主義的な方向に進んだ国は、状況が悪化している」と続けた。

  さらに、通商政策への懸念が賃金と設備投資に影響を及ぼすことは「十分にあり得る」と述べ、「まだ数字には表れていないが、高まる懸念が実際に設備投資の保留につながり始めたとの話を聞いた」と話した。

  欧州連合(EU)を経済で米国と対立する敵だと考えているかとの問いには、「ノーだ。そうは考えていない」と答えた。トランプ大統領は今月、貿易面でEUは米国の敵だと述べていた。

原題:Fed’s Powell Says Trade Barriers Threaten Wages and Growth (1)(抜粋)

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