Photographer: Daniel Acker

ネットフリックス強気派は健在、株が16年以来の大幅下落でも

Photographer: Daniel Acker

オンライン動画配信サービス、米ネットフリックスの株価が17日の米市場で一時14.1%下落した。ただ、予想を下回った同社2Q決算に対し、ウォール街のアナリストからは意外にも警戒の声がほとんど上がっていない。バーンスタインのアナリストは、加入者数がある時点で期待値に達しなくなることは不可避だったと指摘。ウェルズ・ファーゴは、四半期ベースの変動はあるものの、「加入者および価格の動向は今も健全だ」との見方だ。同社株について最も強気なインペリアル・キャピタルは目標株価を据え置いた。一方、ドイツ銀行はより慎重な見方を示し、投資判断を「ホールド」に引き下げ。加入者数の増加ペース鈍化を受け、来年の株価上昇余地は限定的だと指摘した。

  アナリスト見解は以下の通り。

  • ウェルズ・ファーゴのセナ・ケン氏(投資判断「アウトパフォーム」。目標株価は385ドル、従来は370ドル)
    • 「今四半期の業績は過去ほどポジティブでないが、それでもネットフリックスがグローバル戦略・独自コンテンツ戦略から有意なシナジーを引き出せることを当社は引き続き信じている。また同社のモデルが持つ、相当な長期価格決定力がある」
    • 「これまで通り、根本的な成長の原動力と長期的な追い風が全て、今もしっかり備わっているとみる」
  • バーンスタインのトッド・ユンガー氏(投資判断「アウトパフォーム」。目標株価434ドル、従来は372ドル)
    • 「ネットフリックスが四半期の加入者数予想を下回る日がいつか来ることは誰もが知っていた」
    • 「エントリーポイントを待っていた人々に言うと、それは今到来した」
  • インペリアル・キャピタルのデービッド・ミラー氏(投資判断「アウトパフォーム」、目標株価503ドル)
    • 2Q業績と3Q見通しを踏まえて「2018年の通年売上高とEBITDAの予想を多少引き下げる」。非GAAPベースの1株利益予想は据え置き
    • 「19年度についての当社予想は実際のところ引き上げとなった。平均販売価格(ASP)上昇を考慮に入れたもの。ただASP上昇は為替調整と販管費増加で影響がやや和らぐ」
  • エバコアISIのアンソニー・ディクレメンテ氏(投資判断「インライン」、目標株価320ドル)
    • 「2Qは加入者動向が目に見えて軟化した。当社が先に指摘したことだが、サッカー・ワールドカップ(W杯)の開催がやや影響した可能性がある」
    • 「重要なのは、より長期的な財務目標に関する当社見解はほとんど変わっていないということだ」
  • ドイツ銀行のブライアン・クラフト氏(投資判断「買い」、目標株価360ドル。従来は「ホールド」、350ドル)
    • 加入者数増加ペースが予想を下回ったほか、株価が年初時点の約2倍に伸びたことを踏まえると、来年の上昇余地は限定的
    • 「当社の従来予想に比べればペースは落ちるが、海外での力強い拡大に向かう長い道」がまだある。同社の株価が2015年までに2倍になり700ドルを突破するとの見方を維持

原題:Netflix Bulls Keep Faith Amid Stock’s Worst Drop Since 2016 (1)(抜粋)

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