きょうの国内市況(7月17日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、堅調な米国経済と為替安定ー内需関連や自動車高い

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  東京株式相場は3営業日連続で上昇。米国で力強い消費が続き順調な経済が再認識される中、為替市場ではドル・円相場が直近の円安水準で安定推移し、業績に対する楽観的な見方が広がった。電力や食料品など内需関連、自動車など輸出関連株の一角が高い。

  TOPIXの終値は前週末比14.98ポイント(0.9%)高の1745.05、日経平均株価は100円01銭(0.4%)高の2万2697円36銭。TOPIXは6月21日以来、日経平均は6月15日以来の高値。

  野村証券の山口正章エクイティ・マーケット・ストラテジストは「米小売売上高は市場予想通りでインフレ加速の強い要因にはならなかった。消費の減速もなく、経済の堅調が確認できた」とした上で、ドル・円相場が1ドル=112円台で安定していることから、3「今期業績計画の上方修正期待が高まりやすい」と話した。

  東証1部33業種では陸運、食料品、電気・ガス、その他製品、その他金融、パルプ・紙、医薬品など28業種が上昇。下落は海外原油安を受けた石油・石炭製品や鉱業のほか、非鉄金属、機械、電機の5業種。

  売買代金上位ではゴールドマン・サックス証券が強気判断に上げた任天堂、スマートフォンゲーム「白猫プロジェクト」を任天堂の家庭用ゲーム機スイッチ向けに開発すると発表したコロプラ、セブン-イレブンで生ビールのテスト販売を始めると一部で報じられたキリンホールディングスが上昇。半面、ハーモニック・ドライブ・システムズの受注急減を受け、工場自動化(FA)や制御機器関連の安川電機やTHK、ナブテスコが大幅安。

  東証1部の売買高は14億373万株、売買代金は2兆5652億円。値上がり銘柄数は1566、値下がりは464だった。

●中長期債相場が下落、株高・円安が重しに-好需給観測は崩れず

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  債券市場では中長期債相場が下落。株式相場の上昇や円安基調に加えて、日本銀行が実施した国債買い入れオペで中期ゾーンの一部で金融機関からの売却意欲の強まりが示されたことが重しとなった。半面、需給環境の良さが継続するとの観測から40年債は堅調に推移した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.04%で推移。5年物の136回債利回りは0.5bp高いマイナス0.105%と、新発債として6月13日以来の高水準を付けた。一方、新発40年物の11回債利回りは1bp低い0.79%で取引された。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、債券相場について「連休明けで注目材料にも乏しい中、株高・円安が重しとなった面もある」と指摘。「超長期ゾーンは今月は入札が早めに終わってしまう日程なので、高値圏にあるがもう売られにくい」と述べた。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前週末と同じ150円90銭で取引を開始。午後には4銭安の150円86銭まで下げる場面もあったが、引けにかけては持ち直し、結局は横ばいの150円90銭で引けた。

  日銀はこの日、残存期間1年超3年以下と3年超5年以下の長期国債などを対象に買い入れオペを実施。市場の需給状況を映す応札倍率は1年超3年以下で5.36倍に上昇し、売り圧力の強まりが示された。

●ドル・円小幅高、FRB議長証言控え買い先行も上値限定ー112円前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。米国時間のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言での米利上げを巡る発言に注目が集まる中、ドル買い・円売りが先行したが、上値は限定的となった。

  午後3時10分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=112円40銭。朝方に付けた112円24銭から一時112円57銭まで水準を切り上げた後は伸び悩んだ。

  FPG証券の深谷幸司社長は、「貿易摩擦などの不透明感はあるが、米景気はしっかり。パウエルFRB議長は米利上げを漸進的に進めることが適切と発言するのではないか。米利上げ継続姿勢を確認することになると思う」と指摘。「ハト派的な発言があればドルが軟調になる可能性もあるが、米指標は堅調なのでそれは想定しにくい。ドル・円は112円台を中心に推移しそうだ」と述べた。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、ほぼ変わらずの1ポンド=1.3239ドル。ポンド・円相場は0.1%高の1ポンド=148円80銭。英下院は16日、欧州連合(EU)離脱関連法案の関税などに関係する2件の修正を僅差で可決した。この日は英雇用統計が発表されるほか、英中銀イングランド銀行のカーニー総裁やカンリフ副総裁が議会証言を行う。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づき推計される8月の英利上げ確率は17日時点で82.3%程度。

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