シンガポールのテマセク、米国への投資を拡大-貿易摩擦は警戒

  • テマセクはNY、サンフランシスコ、ワシントンに拠点を持つ
  • 米国への投資は、直近年度の新規投資で最大の割合を占めた

シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスは、貿易を巡る緊張や世界的な景気減速の可能性が高まる中で資本の配分に一段と慎重になっているものの、依然として米国に賭けている。3080億シンガポール・ドル(約25兆4500億円)規模の同社ポートフォリオにはアリババ・グループ・ホールディング株などが含まれる。

  テマセクの北米共同責任者ジョン・バスケ氏は、ここ数年の経済環境を踏まえると「米国へのエクスポージャーを増やす必要がある」と述べた。同氏は具体的な目標額はないとしているが、年次報告書にれば、ダウ・デュポンやボーイングなど米国への投資は、直近年度の新規投資で最大の割合を占めた。

  米国の資産がテマセクのポートフォリオに占める割合は3月末時点で13%と、2年前の10%から上昇。同社は米国で3拠点を持ち、約40人の人員を抱える。2014年にはニューヨーク、17年にはサンフランシスコ、今年はワシントンにオフィスを開設した。

原題:Temasek Expands U.S. Footprint With a Wary Eye on Trade Tensions(抜粋)

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