ドイツ銀投資家への朗報、本物かどうかは詳細な決算待ち-月内に発表

  • 業績見通しが予想を上回ったことで同行の株価は上昇
  • 予想以上だった業績の多くは一時的項目のもよう

ドイツ銀行の4ー6月(第2四半期)業績が本当に良かったかどうかは、今月下旬に公表される決算の詳細次第になりそうだ。

  同行が16日発表した業績見通しは予想を上回り、市場を驚かせた。ただ予想以上だった業績の多くは一時的項目のようだったほか、トレーディング収入は大きく減少した。これは、業績見通しの数字がドイツ銀の回復力を裏付けているとの同行主張に疑問を投げ掛けるものだ。

  インディペンデント・リサーチのアナリスト、マルクス・リーセルマン氏は「予想を上回った部分がどこなのかが完全にはっきりしているわけではないが、大半がクレジットスプレッド拡大によるものなら恐らく持続可能ではない。事実、トレーディング収入は予想以上に減少したようだ。これはドイツ銀の道のりがまだ長いことを示唆している」と指摘した。同行は25日に詳細な決算を発表する。

  業績見通しを受けドイツ銀の16日株価は7.3%高で終了した。先週末までの時点で同行の今年の株価パフォーマンスは欧州の大手銀行の中で最悪だった。

  ドイツ銀の発表によると、4ー6月期の純利益見通しは約4億ユーロ(約530億円)と前年同期比14%減少したが、アナリスト予想(1億5900万ユーロ)を大きく上回った。収入も66億ユーロだった前年同期とほぼ同水準と見込まれる。

  予想以上だった部分では法人・投資銀行部門が大きな割合を占めたようだが、同部門の収入には資産売却益のほか、4-6月のクレジットスプレッド拡大を反映した債務の再評価に伴う利益が計1億ユーロ含まれている。これはともに、同部門の基本的な事業の状況を示すものではない一時的な効果だ。またトレーディング収入も前年同期を15%下回り、アナリスト予想の10%減より落ち込みが大きかった。

Trading Still Lags

Deutsche Bank's 2Q trading revenue fell while U.S. rivals saw it rise on average

Sources: company filings, Bloomberg calculations

Note: Deutsche Bank result is preliminary; U.S. average based on results for total revenue from equities and FICC trading revenue at JPM, BofA and Citi

原題:Deutsche Bank’s Rare Good News Leaves Investors Craving Details(抜粋)

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