運用資産15.6兆円の豪ファンド、米30年債を購入-米中貿易摩擦で

  • AMPキャピタル、6週間前に米長期債を購入し始めた
  • 「最盛期は恐らく終わった」-AMPのデケル氏は成長について発言

貿易戦争に打ち勝つことを目指し、オーストラリアの投資顧問会社AMPキャピタル・インベスターズ(運用資産1390億米ドル=約15兆6000億円)は選好する武器として米30年債を活用している。

  米中貿易摩擦および同時性の薄れる世界経済成長に起因するリスクに対して、超長期債はAMPキャピタルのポートフォリオを守るヘッジとして捉えられていると、グローバル債券のマクロ担当責任者を務めるイラン・デケル氏が明らかにした。

  デケル氏はシドニーでのインタビューで、「当社は6週間前に、利回り曲線における30年の部分のデュレーションを長期化し始めた」と発言。「これにより、若干のプロテクション(リスク回避手段)を得られる。貿易戦争を予測することはできない」と話した。

  AMPは新興国通貨のバスケットに対するドルのロングポジションにも賭けていると、デケル氏は発言。ドルの流動性がタイト化する中、新興国通貨は売られていると説明した。

  デケル氏は12日の同インタビューで、「最盛期は恐らく終わった」と指摘、今年見られた世界成長の強まりや穏やかなインフレ環境に関する見解を暗に示した。「貿易戦争で当社の懸念は新たに増える。われわれのポートフォリオは全体的に非常に保守的だ」と続けた。

原題:This $139 Billion Fund Buys 30-Year Treasuries in Trade Spat (2)(抜粋)

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