債券先物が小幅安、株高・円安と日銀オペの軟調な結果が重しに

  • 先物は2銭安の150円90銭で引け、長期金利は0.04%に上昇
  • これだけ株高・円安だと、いったんは買い控え-SMBC日興

債券市場では先物相場が小幅に下落。超長期を中心とした好需給が続くとの観測を背景に買いが先行した後、株高・円安の進行に加えて、日本銀行の国債買い入れオペがやや軟調な結果となったことが相場の重しとなった。

  13日の長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比3銭高の150円95銭で取引を開始。いったん150円92銭と上げを解消したが、日銀のオペ減額見送りを受けて再び150円95銭に上昇した。その後は徐々に売りが優勢となって引け間際に150円88銭に下落。結局は2銭安の150円90銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、超長期ゾーンの需給は引き続き堅調だが「これだけ株高・円安が進むと買いはいったん手控えられる」と指摘。ただ、外部環境がリスクオンの割には積極的に売る動きも出ていないと述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは0.04%、新発20年物の165回債利回りは0.49%と、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い水準で午後に取引が成立した。

  外国為替市場でドル・円相場は1ドル=112円台後半と約半年ぶりの水準までドル高・円安が進行。日経平均株価は1.9%高い2万2597円35銭で引けた。米中の貿易摩擦激化が小休止したとの見方から投資家のリスク回避姿勢が緩み、米欧で株価が上昇した流れを受けた。

国債買い入れオペ

  日銀はこの日、残存期間5年超10年以下と10年超25年以下、25年超の長期国債を対象に買い入れオペを実施。市場の需給状況を映す応札倍率は25年超で4.23倍と約1カ月ぶりの高倍率と、売り圧力が強いことが示された。

過去の国債買い入れオペの結果はこちらをご覧下さい。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、残存25年超の応札倍率上昇について「利益確定の売りや過去の戻り売りもあるだろう。日銀トレードも当然あるだろう」と話した。

新発国債利回り(午後3時時点)

前日比
2年債 不成立
5年債 不成立
10年債0.040%+0.5bp
20年債0.490%+0.5bp
30年債0.680%横ばい
40年債0.800%横ばい
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