【米国株・国債・商品】株が小幅高、銀行決算は強弱まちまち

更新日時
  • ネットワーク機器が下落、アマゾン参入の可能性が報じられ
  • トランプ政権、戦略石油備蓄の取り崩しを検討か

13日の米株式相場は小幅高。米国債も値上がりした。貿易を巡る懸念は和らいだ状態が続いた一方、決算シーズンは強弱まちまちな形でのスタートとなった。

  • 米国株は小幅高、S&P500種は2800台回復
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.83%
  • NY原油は週間で下落、貿易戦争の懸念などで
  • NY金は週間で下落、ドル上昇で魅力薄れる

  S&P500種株価指数は週間ベースで続伸。2800の節目を突破した。この日の大手金融機関決算は強弱まちまちな内容。AT&Tは下落。同社によるタイム・ワーナー買収を認めた米連邦地裁判事の判断を不服として、米司法省が上訴する手続きに着手したことが嫌気された。シスコシステムズは大幅安。アマゾン・ドット・コムがデータセンター・スイッチ市場に参入する可能性があるとの報道が嫌気され、ネットワーク機器関連の銘柄が値下がりした。

  S&P500種株価指数が0.1%高の2801.31。ダウ工業株30種平均は94.52ドル(0.4%)上昇して25019.41ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時51分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は上昇。ただ週間では下落し、5月遅く以降で最大の下げとなった。米中の貿易戦争がエスカレートするとの懸念などから11日に大きく下落。リビアの主要油田での操業再開の動きも材料視された。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は今週、3.8%安。13日の相場は68セント(1%)高の1バレル=71.01ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は88セント上昇の75.33ドル。事情に詳しい関係者2人によれば、トランプ政権はガソリン価格上昇を抑えるため戦略石油備蓄(SPR)の取り崩しを検討している。

  ニューヨーク金先物相場は反落。週間ベースではこの5週間で4回目の下落となった。ドル上昇により金の魅力が薄れた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%安の1オンス=1241.20ドル。

  プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロズビー氏は「貿易問題が消え去ることはなく、投資家はより安全と考えられている分野に向かっている。ローテーションの存在する市場がある限り、それは投資家がなお株式市場に投資する用意があることを意味している」と述べた。

原題:Stocks Edge Higher; Treasuries Rise, Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)
Oil Falters on Specter of Supply Bubble From U.S. Surplus, Libya
PRECIOUS: Gold in Doldrums; Silver Set for Worst Run Since 2015

(最終段落に市場関係者のコメントを追加し、更新します.)
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