リセッション招く「究極の嵐」シナリオも-貿易戦争でミルスタイン氏

  • 消費者と生産者のコストを増やし、製造業の売り上げの機会も縮小へ
  • 行き過ぎたレバレッジがテクノロジーセクターを脆弱にすると同氏

ジェームズ・ミルスタイン氏

Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

世界的な金融危機が発生した2008年に米財務省で企業再編の責任者を務めたジェームズ・ミルスタイン氏は、次の景気下降局面が今後2年足らずで訪れる可能性があるとの見通しを示した。

  ミルスタイン氏は12日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、トランプ米大統領の通商政策の下でエスカレートする貿易戦争について、「設備投資を減らし、米国の消費者と生産者のコストを増やし、米国の製造業の売り上げの機会を縮小させる」公算が大きいと語った。

  スコット・マイナード氏率いる米投資顧問会社グッゲンハイム・パートナーズはこの日、同社の投資銀行部門が、ミルスタイン氏が創業した事業再編助言会社ミルスタインの買収で合意したと発表した。

  ミルスタイン氏(63)は、景気が悪化する場合、レバレッジ(借り入れ)の行き過ぎた活用が、テクノロジーおよび工業セクターを脆弱(ぜいじゃく)にすると分析。非常に多くのマイナス要因が重なる状況を「パーフェクトストーム(悪いことが同時に起きる破滅的状況)」と呼び、「これは極めて恐ろしいシナリオだ。文字通り資金逼迫(ひっぱく)が起きるだろう」と語った。
  

ジェームズ・ミルスタイン氏

(出所:Bloomberg)

原題:Millstein Sees a ‘Perfect Storm’ for Recession Amid Trade Wars(抜粋)

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