J&Jに4700億円の懲罰的損害賠償支払い認定-ベビーパウダー巡り

  • 5億5000万ドルの補償的損害賠償を合わせると米国で今年最高額
  • J&Jは控訴すると表明-時間外で株価下落

ベビーパウダー

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のベビーパウダーなどタルク(滑石)原料製品に含まれるアスベストが卵巣がんを引き起こしたとして複数の女性が同社を訴えていた裁判で、米州裁判所の陪審は12日、同社には41億4000万ドル(約4700億円)の懲罰的損害賠償金を支払う義務があると認定した。これを受け、J&Jの株価は時間外取引で一時1.4%下落した。

  これより先に認定された5億5000万ドルの補償的損害賠償を合わせると、総額は46億9000万ドルとなる。ブルームバーグが集計したデータによると、米国で陪審に今年認定された賠償金額では最大で、製品の欠陥を巡る訴訟では米史上6番目の大きさ。

  ミズーリ州の裁判所の陪審はこの日、22人の原告への補償的損害賠償の義務を認める評決を全員一致で下した後、懲罰的損害賠償について評議していた。1人当たりの補償的賠償は平均2500万ドル。J&Jのタルク原料製品を巡っては9000件余りの訴訟が起こされている。

  同社の広報担当キャロル・グッドリッチ氏は、電子メールで控訴する考えを表明し、同社の製品にアスベストは含まれておらず、卵巣がんを引き起こさないと説明。「今回の裁判で提示された多数の誤りは、評決が覆された過去の裁判よりも悪い」と指摘し、今回の評決も覆されるだろうと述べた。

原題:J&J Ordered to Pay $4.14 Billion Punitive Damages (2)(抜粋)

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