ビクトリアズ・シークレットは「ゲーム終了」

Photographer: Giulia Marchi/Bloomberg

誰ももう、ビクトリアの秘密を知りたいとは思っていないようだ。

  米Lブランズの発表によると、傘下のランジェリーブランド「ビクトリアズ・シークレット」では、年2回のセールの期間延長や大幅値引きにもかかわらず6月の既存店売上高がコンセンサス予想に反して減少した。これを受けてジェフリーズは、ビクトリアズ・シークレットがとにかく客足の確保に苦戦し続けていることが示されたと指摘した。

  ジェフリーズのアナリスト、ランダル・コニック氏はビクトリアズ・シークレットと「ピンク」は「ゲーム終了」だとリポートで指摘。「客足が大幅に衰え、価格決定力がなくなり、シェアは著しく低下した」と続けた。投資家はこうした事実を無視し、「すごい」ブランドだと信じ続けているとの見方も示した。

  12日の米市場でLブランズ株は前日比11%下落し、3月1日以来最大の下げを記録する場面があった。

  ピンクはもう何年も中核事業ビクトリアズ・シークレットの衰退を覆い隠してきたが、実際にはピンクの成長も終わっているとコニック氏は言う。アメリカン・イーグル・アウトフィッターズの「エアリー」ブランドに顧客が流れた可能性が高い。四半期ベースの既存店売上高が急増しているエアリーは、過去16四半期において売上高でビクトリアズ・シークレットを抑えている。

  コニック氏はビクトリアズ・シークレットとピンクには「価値がほとんど」残っていないとし、中期的にはEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)が5億ドル(約560億円)を下回り、部門EBIT(利払い・税引き前利益)が少なくとも半減するリスクがあると指摘した。同氏のLブランズの投資判断は「アンダーパフォーム」、目標株価は23ドル。

  Lブランズは、ブルームバーグのコメント要請に対応していない。

原題:It’s Game Over for Victoria’s Secret, Jefferies Declares (1)(抜粋)

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