中国、貿易戦争で時間稼ぎか-当局者発言にわずかな変化

  • 中国商務省、報復措置の詳細を示すことを控える
  • 中国は「売り言葉に買い言葉的な措置から移行も」-アナリスト
Photographer: Meg Roussos/Bloomberg
Photographer: Meg Roussos/Bloomberg

中国当局者らはトランプ米大統領が新たな関税を警告したことに対し、語調を和らげているようだ。同国では景気が減速しつつあるほか、株式相場は下落、通貨は値下がりしている。

  中国のこうしたシフトを示す兆候は12日にも引き続き見られた。2000億ドル(約22兆5000億円)相当の中国製品に関税を課すというトランプ大統領の最新の警告に対し、中国商務省は報復計画の手段を具体的に示すことを控えた。

  商務省の高峰報道官は、中国政府は「必要な」反撃措置を取ると述べたものの、「量的」および「質的」な措置で対応するとしたこれまでの表明を繰り返すには至らず、中国の報復手段に関する詳細を示さなかった。

  こうした語調のわずかな変化は、中国が摩擦解決に向けた交渉再開を目指し、時間稼ぎをしている可能性があることを示唆している。摩擦が解消されれば、自国経済に打撃となりかねない懲罰的措置を導入する必要性は限られる。中国の習近平国家主席にとっては、国内外の両方で問題が増えていることで、あまり対立的でない進路を選んでいる可能性がある。

  バークレイズの中国担当チーフエコノミスト、常健氏(香港在勤)は「中国は売り言葉に買い言葉的な現行の報復モードから、制御された選択的な報復へと徐々に移行している可能性がある」と話した。

原題:China Plays for Time in Trade War With Subtle Shift in Rhetoric(抜粋)

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