インドネシア、グラスベルグ鉱山の権益巡り米フリーポートと暫定合意

  • 国営イナルムが過半数所有権を取得へ-ジョコ大統領
  • インドネシア政府は鉱物資源に対するコントロール強化を図っている

インドネシア政府は、米フリーポート・マクモランが運営するグラスベルグ金銅鉱山について、国営インドネシア・アサハン・アルミニウム(イナルム)が所有権を過半数取得する内容の暫定合意に達した。ジョコ大統領が12日、記者団に明らかにした。

  イナルムはグラスベルグ鉱山を51%所有することになると大統領は説明。金額などの詳細は明らかにしなかった。リオ・ティント・グループが保有する権益も今回の取引に関係する。インドネシア当局者らは今月、合意額は40億ドル(約4490億円)近くになるとの見通しを示していた。

  ジョコ大統領は、同国の膨大な鉱物資源に対するコントロールの強化を図っており、持ち分売却の義務を来年の期限までに果たすよう外資系鉱山会社に求めている。政府はフリーポートに対し、インドネシアで2041年まで事業を継続することを認める見返りとして、グラスベルグ鉱山の過半数所有権を手放すよう要求してきた。

  フリーポートのリチャード・アドカーソン最高経営責任者(CEO)は、一部売却後の持ち分の規模にかかわらず同社が事業運営を仕切る必要があると主張。いかなる合意もフリーポートの財務および法的立場の安定性が不可欠だとしている。

  インドネシア財務省がメディアに配布した予定によると、同省はジャカルタで午後4時(日本時間同6時)に調印式を行う。

原題:Indonesia Reaches Preliminary Deal With Freeport on Grasberg(抜粋)

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