Photographer: Philip Lewis/Bloomberg

レストラン多過ぎるNYマンハッタン、需要後退なら家主にリスク

  • 飲食店セクターの物件需要は過剰の恐れ-モルガン・スタンレー
  • 「チポトレ」や「パネラ」などが店舗を最近閉鎖

ニューヨークのマンハッタンと言えば摩天楼だ。レストランもひしめくが、明らかに多過ぎる。路上で食べ残しのピザをあさるネズミも散見される。

  米銀モルガン・スタンレーによれば、ニューヨークでは飲食店の売上高の占める割合が他の米都市より高く、これが物件の貸主にとって問題となる可能性がある。マンハッタンの小売売上高の34%を占めるのが飲食店で、2010年の29%からその比率が上昇。全米の2倍以上だ。

  同行アナリストのビクラム・マルホトラ氏は11日の顧客向けリポートで、「飲食店セクターからの物件需要は過剰の恐れがある」とした上で、「レストランのスペース需要が後退すれば、マンハッタンの小売業向け家賃への圧迫が強まりかねない」と分析。実際に「チポトレ」や「パネラ」などサービスのスピードが売りの飲食店が最近、マンハッタンの店舗を閉鎖したとも記した。

  ニューヨーク市では小売売上高の伸び率が全米平均より高いのが一般的だが、ここ数年は低迷。高コストでテナントが敬遠しており、貸し手が提示する希望家賃は15年のピークから15%下落したという。

  相場の調整はテナントを呼び戻し、空きスペースを埋める可能性もあるが、モルガン・スタンレーは持続的な需要増加に至るまで小売業向け家賃がさらに低下する必要があるかもしれないと予想。上昇する賃金に対処するため、小売企業がもっと家賃の安い地域に店舗を移すこともあり得る。

原題:Manhattan Has Too Many Restaurants, and It Could Hurt Landlords(抜粋)

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