ファイザーに続きトランプ氏に屈するか-ウォール街が医薬品株注目

  • 医薬品卸売会社にも圧力の可能性-モルガンSやサントラストなど
  • S&P500ヘルスケア株指数が9営業日ぶりに下落

米ファイザーがトランプ大統領にツイッターで攻撃された後に医薬品の値上げ先送りを決定したことは、再びヘルスケア業界全体の株価急落を引き起こす可能性がある。

  ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、サントラストのアナリストは、他の医薬品メーカーが値上げに対して一段と慎重な姿勢を示さなければならなくなったほか、医薬品卸売会社も圧力にさらされる可能性があるとの見方を示した。

  S&P500ヘルスケア株指数は11日に0.8%安と、9営業日ぶりに下落。医薬品卸売銘柄の下げが目立った。

  一部アナリストの見解は以下の通り。

ゴールドマン・サックスのジャミ・ルービン氏

  「直接のダメージ」を受けるのはファイザーに限られる見通しであるものの、バイオ医薬品会社は「次回の値上げにさらに慎重になる必要があるほか、2回目の値上げは実質禁止となるだろう」

モルガン・スタンレーのデービッド・ライジンガー氏

  ファイザーの値上げ撤回は同セクターの不確実性につながり、「他の医薬品・バイオ企業による今後の値上げの動きに短期的に水を差しかねない」。医薬品卸売会社は2019年の見通しや価格インフレ想定を見直す必要があるかもしれない

サントラストのジョン・ボリス氏

  ファイザーが示した「先例を懸念している」。「価格影響力が低下するとの見方が投資家心理の重しとなり、変革を起こすM&Aの必要性を後押しする」。また、薬価を巡る「威嚇」が中期的に続く公算が大きいため、価格に関する懸念は「医薬品卸売会社や薬剤給付管理会社(PBM)の重しにもなる」

原題:Pfizer Caving to Trump Has Wall Street Asking Who’s Next (1)(抜粋)

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