ゴールドマン、ETF通じた大規模ブロック取引を急拡大

  • 「クレジットポートフォリオトレード」を大きく増やした
  • ゴールドマンは証券の供給などの責任を負う「受託参加者」
A patch bearing the Goldman Sachs Group Inc. logo is pictured on a trading jacket on the floor of the New York Stock Exchange in New York, U.S., on Wednesday, May 19, 2010. Goldman Sachs Group Inc. racked up trading profits for itself every day last quarter. Clients who followed the firm's investment advice fared far worse.

Photographer: Daniel Acker /  Bloomberg

Photographer: Daniel Acker /  Bloomberg

米銀ゴールドマン・サックス・グループは8000億ドル(約90兆円)規模に上る債券の上場投資信託(ETF)市場での役割を活用し、今は競合行も追随したいと考えているビジネスを構築している。

  ゴールドマンは今年、ETFを通じ大規模なブロック取引で証券を売買する「クレジットポートフォリオトレード」を世界全体で約200億ドルと、2017年の年間70億ドルから急増させた。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。こうしたことができるのは、ゴールドマンが証券の供給などの責任を負ういわゆる「受託参加者」であるためだと関係者は説明した。

  関係者の1人によれば、この戦略を統括するのはニューヨーク在勤のマクロクレジットトレーダー、ウィリアム・ウォルコット氏。米国の顧客は16年から利用可能だったが、今年初めに欧州にも拡大されたという。

  JPモルガン・チェースとシティグループも受託参加者としての役割を同じようなやり方で生かしたいと考えているが、この種の取引ではゴールドマンが最大規模で、最も進んでいると関係者は語った。

  ゴールドマンの広報担当者は、ETFの組成・償還を容易にし、さまざまな債券やセクターのトレーディングをしている顧客の取引コストを減らすため、同行はポートフォリオトレードを行っていると話した。

  シティのETF商品グローバル責任者アンドルー・ジェーミソン氏(ロンドン在勤)は、債券事業を広く展開し債券保有を続けているため、同行はポートフォリオトレーディング需要を取り込む好ましい状況にあると述べた。JPモルガンの広報担当者はこうした取引についてのコメントを控えた。

原題:Goldman Is Said to Conjure $20 Billion Bond Trade From ETF Boom(抜粋)

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