アメリカン航空株がここ2年で最大の下げ、予想外の運賃不振で

11日の米市場でアメリカン航空グループの株価がここ約2年で最大の下げとなった。米国内の運賃収入が予想に届かず、価格決定力の目安となる指標が伸び悩んだことを明らかにしたのが手掛かり。

  アメリカン航空が11日付の規制当局への届け出で、4-6月(第2四半期)の有効座席マイル当たり総収入(TRASM)が1-3%の増加にとどまったと予想した。これは、従来予想の上限と下限をそれぞれ0.5ポイント下回る。TRASMは航空会社の運賃引き上げ余力を示す指標として広く用いられている。アメリカン航空は、運賃低迷の原因についてのコメントを控えた。

  カウエンのアナリスト、ヘレン・ベッカー氏は「コスト増と競争圧力がアメリカンの収益拡大を制限してきた」 とリポートで指摘。 「ジェット燃料が高騰する環境で航空会社は価格を引き上げるべきで、イールド(単価)の改善により労働コストおよび燃料費高騰の影響が相殺されることを投資家は期待している」と続けた。

  ベッカー氏とJPモルガン・チェースのジェイミー・ベーカー氏は、アメリカン航空が今月末の4-6月(第2四半期)決算発表時に、今年の業績の伸び見通しを下方修正するだろうと予想している。

  アメリカン航空の株価は11日、前日比8.1%安の35.96ドルで終了。他の航空会社も連れ安となった。

原題:American Air Sinks Most in Two Years on Surprise Fare Weakness(抜粋)

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