【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース

  • 米中の制裁応酬、ヘッジファンドがソフバンク株式取得
  • ブロードコムがCA買収へ、NATO首脳会議、米銀決算13日開始
Photographer: NICOLAS ASFOURI/AFP
Photographer: NICOLAS ASFOURI/AFP

米国と中国は「もう後に引けない地点を越えてしまった」とアジアアナリティカのポーリン・ルーン氏は両国の対立について述べました。「次は貿易戦争や冷戦ですらなく、米中氷河期の幕開けだろう」と警告しています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

振り上げた拳

トランプ大統領は有害な通商慣行から米国の企業と農家を守るため、輸入関税などの貿易措置は必要だと主張した。中国からの報復関税が米国経済に及ぼす影響が心配される中、大統領は「米国の農家が公平な条件を確保できるよう私は闘っている。そして勝つ!」とツイッターに投稿した。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、中国は米企業の合併審査引き延ばしなどで報復する計画を検討していると報道。米企業へのライセンス供与の認可先送り、米製品の通関検査強化なども考えているという。

子虎食いつく

チェース・コールマン氏のヘッジファンド、タイガー・グローバル・マネジメントはソフトバンクグループの株式約10億ドル(約1116億円)相当を取得したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。ソフトバンクの株価がアリババ・グループ・ホールディングといった資産の価値上昇を反映していないと、タイガー・グローバルは投資家に書簡で説明したという。タイガー・グローバルは、ジュリアン・ロバートソン氏のタイガー・マネジメントでテクノロジーアナリストだったコールマン氏が2001年に創設。いわゆる「子虎」の一つとして知られている。

2兆1300億円

半導体メーカーのブロードコムは、CAテクノロジーズを約190億ドル(約2兆1300億円)で買収することで合意した。事情に詳しい関係者が明らかにした。ブロードコムは事業の多角化のためソフトウエア分野に進出する。ブロードコムは1株当たり44.50ドルでの買収を提示した。11日に予定される発表を前に同関係者が匿名を条件に語った。CAの株価は11日の時間外取引で一時15%上昇した。

険悪な雰囲気

トランプ米大統領は北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し、国内総生産(GDP)の2%という拠出目標が達成されていないことに不満をぶつけるだけでは飽き足らず、目標自体を2倍に引き上げるよう非公式に提言した。ブリュッセルで開かれたNATO首脳会議の雰囲気は「和やかと言えるものではなかった」とブルガリアのラデフ大統領は記者団に話した。トランプ氏はロシアとのガスパイプライン「ノルドストリーム2」をドイツが支持していることをやり玉に挙げ、「ドイツはロシアに完全に支配されている」とメルケル首相を批判している。

貿易戦争の影

13日のJPモルガン・チェース、シティグループなどを皮切りに、大手米銀の第2四半期決算発表が始まる。ブルームバーグがまとめたデータによれば、米6大金融機関は第1四半期の収入が7%増となったが、第2四半期の伸びはその半分にも満たないとアナリストらは予想している。エドワード・ジョーンズのジム・シャナハン氏は「急速にエスカレートしつつある貿易戦争を巡る懸念と関係している部分が大きい」と述べた。

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