トランプ米大統領がドイツを攻撃、ロシアとのパイプラインを問題視

  • トランプ氏、メルケル独首相と11日午後にブリュッセルで会談へ
  • ドイツはロシアに完全に支配されている-トランプ氏

北大西洋条約機構(NATO)の年次首脳会議に到着したトランプ米大統領は、同盟国に対して再び攻撃を仕掛けた。標的はドイツで、ロシアとのガスパイプライン「ノルドストリーム2」を支持していることを問題視した。

 トランプ氏は11日午前、ストルテンベルグNATO事務総長との会談冒頭で「ロシアに対する警戒を固めようとしている時に、ドイツがロシアと大型の石油・ガス契約を結び、ロシアに対する巨額支払いを行っているのは極めて遺憾だ」と発言した。

NATO首脳会議冒頭で、「ドイツはロシアに完全に支配されている」と語るトランプ米大統領

出所:ブルームバーグ

  さらに「これを見れば、ドイツはロシアに完全に支配されている。ドイツは石炭火力、原子力の発電所を廃止し、ロシアから大量の石油とガスを購入している。NATOはこれを注目する必要があると思う」とたたみかけた。

  ドイツのフォンデアライエン国防相はノルドストリームを巡る批判にBBCのインタビューで、「トランプ氏の主張は以前にも耳にし、ツイートも目にしており、対処可能だ。ドイツは独立国で、独立したエネルギー供給体制がある。単に分散させつつあるだけだ」と反論した。

  トランプ氏はまた「多くの国は米国に借りがある」とし、「米国が過度に多くの資金を負担してきた一方、他国の負担は十分でなかった。これが数十年も続いてきた。数十年だ。米国の納税者にとって公平でなく、不釣り合いだった」と論じた。

  トランプ大統領はドイツのメルケル首相とブリュッセルで現地時間午後3時15分から会談する。ホワイトハウスのサンダース報道官は、この会談で大統領が「天然ガスでのロシア依存からドイツがロシアに借りを作っている」という主張について説明するだろうと述べた。

原題:Trump Launches Attack on Germany at NATO for Russia Pipeline (2)(抜粋)
Trump and Merkel Headed for NATO Showdown Over Russia Pipeline

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