米景気後退リスクを懸念、貿易摩擦も-投資ペース鈍化方針のテマセク

  • 戦略責任者のブキャナン氏がブルームバーグテレビジョンに対し発言
  • 貿易摩擦の激化もテマセクからみたリスクの一部

マイケル・ブキャナン氏

Photographer: Paul Miller/Bloomberg
Photographer: Paul Miller/Bloomberg

シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスは投資ペースを落とす方針を明らかにしたが、懸念しているのは米経済の成長減速だ。貿易摩擦が世界の信頼感や設備投資に響きつつある中、米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性も高まるリスクの一つとみている。

  テマセクの戦略責任者、マイケル・ブキャナン氏は米経済に存在した余剰能力の多くは「消えた」とし、利上げ継続下の同国がリセッションに陥るリスクは生じていると、10日にシンガポールで受けたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで話した。貿易を巡る論争激化や米国の欧州やカナダなどとの緊張の高まりもリスクに挙げた。

  「これが多大な懸念の源であり、われわれが投資ペースを緩める理由の一部だ」とも話した。ただし、予想するのは「通常の循環的リセッション」とし、危機的な状況に米経済が陥るとは想定していないとも付け加えた。

テマセクの戦略責任者であるマイケル・ブキャナン氏

(出所:Bloomberg)

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Singapore's share of portfolio slips

Source: Temasek

Note: Distribution based on underlying assets

原題:Temasek’s Big Fear is U.S. Recession Just as Trade Woes Spread(抜粋)

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