米国債利回り逆イールドへのロードマップ、MUFGは12月上旬を予想

  • 10ー30年債が先行、12月上旬にマイナス3.7bpへ
  • 次は5-30年債、そして2-10年債の利回りが長短逆転へ

米国債市場で長短の利回りがいずれ逆転することはもう止められない。MUFGセキュリティーズアメリカの金利戦略担当ディレクター、ジョン・ハーマン氏の見立てだ。同氏は利回りがいつ交差するかタイミングを予測するロードマップを持っている。

  ハーマン氏の10日付リポートによれば、10年債と30年債の利回り逆転は年末までに起きる可能性が高い。現在の利回り差は10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 前後で、2007年7月以来の最小となっている。MUFGのモデルでは10ー30年債利回り差は12月上旬にマイナス3.7bpになる見通しだと、ハーマン氏はリポートで説明した。

年内に利回り逆転か

出所:ブルームバーグ

  逆イールドは過去にリセッション(景気後退)の前兆となった経緯があるため、トレーダーだけでなく米金融当局もこのところ、その気配に神経をとがらせている。世界的に貿易の緊張が高まるなかでも、連邦公開市場委員会(FOMC)が漸進的な利上げを継続する方針であることが、イールドカーブのフラット化に寄与している。MUFGでは2020年1-3月(第1四半期)までの米金融引き締め回数を4回か5回と予想している。

  ハーマン氏によれば、10ー30年債利回りの次に逆転するのは5-30年債と考えられている。モデルでは来年3月中旬までにマイナス3.4bpと予想されている。注目度の高い2ー10年債の利回り差は2019年8月中旬頃にマイナス4.4bpになると、MUFGのモデルは予想している。

原題:MUFG Lays Out Map for U.S. Curve Inversion Beginning in December(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE