リビア国営石油会長:原油生産は毎日減少へ-主要港閉鎖続けば

  • NOCサナラ会長は輸出港の操業再開と管理権移管を武装組織に要求
  • リビアの政情不安はOPECの増産の取り組みを阻んでいる

リビアでは先月の武力衝突に伴う政治的行き詰まりで主要港が封鎖されたが、この状態が続けば原油生産は日を追うごとに減少すると、リビア国営石油会社(NOC)のムスタファ・サナラ会長が指摘した。

  サナラ会長はNOCのフェイスブックのページに投稿した動画での声明で、「現在の生産量は日量52万7000バレルで、明日はそれを下回り、明後日にはさらに減少し、毎日減り続ける」と発言。2月の武力衝突でリビア西部の油田が閉鎖される前の生産量はこの2倍以上だったと説明した。

  同会長は、政治的な分断状態が続くリビアで東部を支配する武装組織のハリファ・ハフタル将軍に対し、封鎖された石油輸出港の管理権を西部のトリポリにあるNOCに移管するよう求めた。

  ハフタル将軍率いる武装組織は対立する武装勢力から奪還した港湾の管理権を、東部の都市ベンガジの別の石油当局に引き渡した。米国と英国、フランス、イタリアはNOC以外への管理権移管に懸念を表明している。管理権移管によって港からの日量85万バレル前後の輸出が停止した。リビアの政情不安は石油輸出国機構(OPEC)の増産の取り組みを複雑にしている。

原題:Libya Oil Chief Warns Output to Drop Every Day as Ports Halted(抜粋)

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