独BMW、中国で生産能力を拡大へ-米中の貿易摩擦激化の中で

  • 同社は2019年に中国での年間生産台数を52万台に引き上げる
  • 現在は米国で生産されたSUVを中国で販売

ドイツの自動車メーカー、BMWは中国で生産能力を拡大する。米中の貿易摩擦が激化する中で、米国工場からの輸入への依存度低下につながる動きだ。

  BMWの発表資料によると、同社と提携先の華晨汽車集団控股は9日、中国合弁会社である華晨宝馬汽車の事業拡張に向けた合意書に署名した。これにより、中国の2施設での年間生産台数を2019年に52万台に引き上げる。

  BMWは、今回の生産能力拡大に伴う費用について言及を避けた。昨年は中国での生産能力を年間30万台から同45万台に引き上げるため10億ユーロ(現在のレートで約1300億円)を投じている。昨年は中国での販売の約3分の1が輸入で、その中には米国で生産されたスポーツタイプ多目的車(SUV)も含まれる。

  同社が中国市場で生産を拡大する背景には、トランプ米大統領が自動車を含め中国からの340億ドル(約3兆7700億円)相当の輸入品に25%の追加関税を適用したことがある。また、中国は4月に、自動車合弁への外資の出資制限を段階的に撤廃する計画を示し、外資系自動車メーカーが中国での提携先を最終的に買収できる可能性が出てきた。

原題:BMW Plans to Make More Cars in China as Trade War Unfolds (1)(抜粋)

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