ドラギ総裁:ユーロ圏のインフレ軌道は自律的、債券購入終了を正当化

  • リスクはほぼ均衡、保護主義の高まりを指摘
  • インフレ率は目標に収れんすると自信繰り返す

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏のインフレ改善は自律的な軌道をたどっており、世界的な貿易戦争の恐れが高まる中でもECBの債券買い入れ終了を可能にしていると説明した。

  ドラギ総裁は9日、ブリュッセルの欧州議会で発言した。最近の言い回しを踏襲し、主なリスクは「高まる保護主義の脅威」に関連したものだと指摘。「世界的に不透明性の高い時期にあって、欧州の団結がかつてないほど重要になっている」とし、各国政府にユーロ圏の構造強化をあらためて呼び掛けた。

  「インフレ軌道に対する自信は増している」とも述べ、「高まる保護主義の脅威を含め世界的な要因に関連した不透明性がいっそう際立つようになったが、ユーロ圏の成長見通しを巡るリスクは引き続きほぼ均衡している」と続けた。

  さらに「ECBの金融政策が効果を発揮し、インフレ率はわれわれの目標に収れんしていくと自信を持っている」と述べ、総合インフレ率は向こう数カ月1.5%程度で推移するものの、コアインフレ率は緩やかな上昇を続けるだろうと予想した。

原題:Draghi Says Euro-Area Inflation Path Appears Self-Sustained(抜粋)
ECB’s Draghi Says Inflation Expectations Are Solidly Anchored

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