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Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

【今日の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース

  • 英外相辞任、トランプ大統領が再び中国横やり説、ファイザー批判
  • 逆イールド懸念の行き先、ゴールドマンとモルガンSの現実
A demonstrator waves a European Union (EU) flag and a Union flag, also known as a Union Jack, during an anti-Brexit demonstration outside Parliament in London, U.K., on Wednesday, March 28, 2018. The U.K. plans to hire 1,000 new customs and immigration staff to ensure the security of the country’s border after Brexit.
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

「夢は死に向かっている」。英国の欧州連合(EU)離脱の旗振り役だったジョンソン外相が辞任しました。主要閣僚らが突然相次いで辞任した英国では、スリルに満ちた日々がまだ続きそうです。11日にはサッカーのワールドカップで、イングランドは52年ぶりの決勝進出を賭けてクロアチアと対戦。12日には各地で抗議活動が計画されている中、米国からトランプ大統領が英国を訪問します。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

綱渡り

英国のジョンソン外相が辞任した。離脱後もEUと緊密な関係を保つメイ首相の方針に抗議し、8日遅くにはデービスEU離脱担当相も辞任している。穏健な離脱でいったんは閣内をまとめた首相に交代を求める圧力が高まる可能性があるが、これまでのところ、外相辞任がメイ首相の不信任投票の引き金になるとの観測は広がっていない。外国為替市場では外相辞任を受けてポンドが3週間ぶり高値から一気に下落した後、下げ幅を縮小した。外相の後任にはジェレミー・ハント氏が指名された。

すれ違いの理由

トランプ米大統領は非核化を目指す米朝の姿勢に食い違いが見られることについて、中国政府が「貿易に対して米国がとっている姿勢を理由に、米朝合意に悪い圧力をかけている可能性がある。そうでないことを願う!」とツイッターに投稿。金正恩朝鮮労働党委員長は核兵器を放棄する約束を守るだろうと述べた。中国外務省の華春瑩報道官は米議員らからも発せられた同様の発言について、北朝鮮との協議で中国政府が障害物になっていると非難するのは「完全に理不尽だ」と記者会見でコメントした。

「恥を知るべきだ」

トランプ米大統領は米ファイザーなど医薬品メーカーが理由もなく医薬品価格を引き上げていると批判、「恥を知るべきだ」とツイッターに投稿した。ツイッターでは、欧州など諸外国では値引きした価格を設定しているとも批判。トランプ氏が医薬品価格を巡りメーカーを批判するのはこれが初めてではない。これを受けてファイザーの株価は一気に下げに転じたが、すぐにプラス圏に戻した。

心配は現実に

米国債市場で長短利回りが逆転する逆イールド。バンカーの間で不安が高まること自体が「おのずと不安通りの結果に至る悪循環」を引き起こし、経済成長の軌道を不安定にする可能性がある。トウェンティフォー・アセット・マネジメントのマーク・ホルマン氏が警告した。「リセッションというものはどれも、商業銀行の信用引き締めの後に起きるものだ」と同氏はインタビューで指摘。「中央銀行よりも商業銀行による引き締めの方が、重要性が高いことすらあり得る」と述べた。

砕けた野心

ゴールドマン・サックス・グループ、あるいはモルガン・スタンレーが大型買収に打って出るという期待は、現実という壁に直面した。ウェルス・ファーゴのアナリスト、マイク・マヨ氏は先週のインタビューで、米連邦準備制度理事会(FRB)のストレステスト(健全性審査)の結果が、ゴールドマンとモルガン・スタンレーとって大型買収が難しい現状を浮き彫りにしたと解説。「いまや手元資金に限りがあることが明らかになり、大型買収の可能性は低下した様子だ」と語った。

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