ポンド上昇、英EU離脱担当閣僚辞任でも政権危機に至らずとの見方で

  • メイ首相のEUから穏健に離脱する計画が実行しやすくなったと判断
  • EU離脱を支持する議員は首相の不信任投票は目先検討されずと発言

ロンドン時間9日午前の外国為替市場では、英ポンドが対ドルで上昇し、1カ月ぶりの高値近くとなっている。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱方針を巡り危機的状況に陥ったものの、首相交代の事態には至らないとの楽観が広がった。

  ポンドは対ユーロでも上昇。デービスEU離脱担当相と側近のスティーブ・ベーカー次官は8日に辞任。EUから穏健に離脱するメイ首相の計画に抗議したものだが、デービス氏の辞任によって、そのような計画実現の公算がかえって大きくなったとトレーダーが判断したほか、強硬なEU離脱を支持するジェイコブ・リースモッグ議員は9日、首相の不信任投票は目先検討されていないと述べた。

  ロンドン時間午前8時55分(日本時間午後4時55分)現在、ポンドは0.4%高の1ポンド=1.3340ドルと、6月14日以来の高値を付けた。対ユーロでは0.2%上昇して88.27ペンス。

原題:Pound Strengthens as U.K. Government Crisis Is Seen Contained(抜粋)

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