中国政府系ファンド、2017年の海外投資リターンは17.6%-過去最高

  • 中国国内銀行の投資含めた純利益は38%増と急拡大
  • MSCIワールド指数の上昇が恩恵、今年は低リターンか

9410億ドル(約10兆4000億円)の運用資産を抱える中国のソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)は、昨年の海外投資のリターンが17.6%に上り、10年に及ぶ歴史の中で最高の成績をあげた。ただ、今年に入るとボラティリティーの上昇と政治的な緊張で、世界の株式相場は上昇が止まった。

  中国のSWF、中国投資(CIC)が9日公表した年次報告書で明らかにした。2016年のリターンは6.2%。累積リターンはこれで年5.9%となった。中国大手銀行への株式投資による利益も含めた純利益は、38%増の1036億ドルに膨らんだ。

  CICは海外投資の最大部分を株式が占めており、昨年1年でMSCIワールド指数が20%上昇した恩恵を受けた。だが米中の貿易対立が悪化する中で、同指数の今年の上げ幅は0.5%にとどまっている。

原題:China’s Wealth Fund Posts Record Return After 2017 Global Rally(抜粋)

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