日産自株が下落、一時5%安に-排ガス測定に関して午後5時から会見

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

日産自動車が排ガス測定の手続きについて会見を行うとの発表を受け、前週末比プラス圏にあった同社の株価が下落に転じた。一時5%安の999.5円まで売り込まれ、取引時間中の水準としては昨年4月14日以来の安値となった。

  日産自の電子メールによると、会見は9日午後5時から横浜市の本社で行われ、チーフ・コンペティティブ・オフィサー(CCO)の山内康裕氏が出席する。日産自広報担当のニコラス・マックスフィールド氏はそれ以上のことについてはコメントを控えたいとした。

  日産自をめぐっては昨年、無資格の作業員が完成検査を行っていたことが判明。その後も同様の行為を繰り返していたことが発覚し、国内の全工場国内向けの出荷を約2週間停止した。昨年11月には同問題の調査を担当した第三者委員会が、問題の背景に人員不足や制度への規範意識の薄さなどがあったとする報告書を提出。一連の問題を受けた国内販売の減少やリコール費用などが響き、日産自の2018年3月期の営業利益は期初予想を1000億円以上下回る5748億円となっていた。

  朝日新聞は9日午後、日産自に関して新車の出荷前に行う排ガス性能の検査結果を改ざんする不正が行われていたと報じた。出荷前に車の性能をチェックする「完成検査」で、数百台から数千台に1台の割合で車を選んで実施する抜き取り検査の排ガス性能測定で、思わしくない結果が出た場合、都合のいい数値に書き換える不正が国内の複数の工場で行われていたという。今春以降に社内で発覚したとしている。

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