エリオット、伊サッカーチームのACミランを完全支配へ

  • 中国投資家の李勇鴻氏はエリオットへの返済期限守れず
  • エリオットは李氏が昨年ACミランを買収した際、資金を提供

The serie A match between Atalanta BC and AC Milan on May 13, 2018.

Photographer: Marco Luzzani/Getty Images Europe

ポール・シンガー氏率いるヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントはイタリアのサッカークラブ、ACミランを完全な支配下に置くことになりそうだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同クラブを昨年買収した中国投資家の李勇鴻氏はエリオットへの6日の債務返済期限を守れなかったという。

  部外秘だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、李氏はエリオットとの合意条件に従い、利息を含む累積債務4億ユーロ(約520億円)余りのうち3200万ユーロを6日までに返済することになっていた。

  エリオットのミラノ在勤広報担当はコメントを控えた。ACミランの関係者に電話取材を試みたが応答はなかった。

  エリオットは、2017年に李氏がベルルスコーニ元伊首相率いる投資会社フィニンベストから7億4000万ユーロでACミランを買収した際、土壇場での資金提供を通じて決定的な役割を果たした。エリオットは買収完了に向けて李氏に3億300万ユーロを貸し付けたほか、同クラブと欧州サッカー連盟(UEFA)との対立を解消するために3200万ユーロを追加提供していたと、事情に詳しい関係者が5月に明らかにしていた。

原題:Elliott Is Said Set to Take Full Control of AC Milan Soccer Team(抜粋)

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