三菱モルガン主幹事見送り、東電で初-相場操縦受け

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  • 「総合的に勘案した」と東電パワーグリッド広報担当の田辺健一氏
  • 政投銀も基幹年限の5、10年債の引受会社に入れず

Photographer: Tomohiro Ohsumi/ Bloomberg

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東京電力パワーグリッドは9日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を社債主幹事に初めて指名しなかった。国債相場操縦を受けた主幹事除外に続く動きになる。

  東電債発行体の東電PGはこの日、計1000億円の主幹事に三菱モルガンを除く5大証券としんきん証券を指名した。東電PG広報担当の田辺健一氏は主幹事選定について「総合的に勘案した。その都度、実績を踏まえて証券会社にお願いしている」とコメント、三菱モルガンを外したのは初とした。日本政策投資銀行も6日、基幹年限の5、10年債の引受会社に5大証券のうち三菱モルガンを入れなかった。経営企画部広報室の佐藤太郎・調査役は「個別案件についてはコメントを控える」と話した。

  日本国債先物での価格操作で三菱モルガンに課徴金を命じるよう証券取引等監視委員会が金融庁に6月29日に勧告。これを受けて指名していた主幹事から三菱モルガンを外す動きが相次いだが、今回は初めから起用しない例になる。主幹事や引受会社でなくなると、証券会社の成績表とも言える引き受けランキング(リーグテーブル)に影響する。

  東電PGや政投銀について三菱モルガン広報・CSR推進部次長の市橋浩司氏は「お客様が決定される事項であり、コメントはございません」とした上で「お客様のご判断を真摯に受け止めて、信頼回復に努力いたします」と述べた。

  この日は大和ハウスリート投資法人が、すでに指名していた社債2本の主幹事から三菱モルガンを除外した。主幹事の1社のSMBC日興証券によると、代わって野村証券と大和証券が加わっている。

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