ゴールドマンやシティを辞めバイオ企業へ、IPO期待の香港バンカー

  • ゴールドマンのヤー氏はCストーンにCFOとして入社へ-関係者
  • ラザードやBofA、ドイツ銀でも同様のバンカー移籍相次ぐ
A technician places a sample into a Gyrozen Co. Micro Centrifuge machine at a Prenetics Inc. laboratory in Hong Kong, China. Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg
Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg

香港の投資銀行バンカーたちがバイオテクノロジー熱にかかっている。

  少なくとも7人のシニアバンカーやアナリストが昨年12月以来、大手証券会社を辞めてバイオテクノロジー企業に移籍した。香港取引所が4月にバイオテクノロジーの赤字企業の新規株式公開(IPO)を認め上場への道筋を円滑にしたことから、金融専門家の需要が同業界で伸びていることが背景にある。

  ゴールドマン・サックス・グループのヘルスケア・アナリスト、リチャード・ヤー氏はこうした移籍の最新事例として浮上している。事情に詳しい複数の関係者は先週、同氏がCストーン・ファーマシューティカルズに最高財務責任者(CFO)として入社すると述べていた。ラザードやバンク・オブ・アメリカ(BofA)、ドイツ銀行、シティグループ、ジェフリーズ・グループなどの金融機関でもここ数カ月、同様の退社が相次いでいる。

  1990年代のインターネットブームや直近の仮想通貨のゴールドラッシュと同様、香港のバンカーらはストックオプションで一獲千金を狙おうと、今人気のスタートアップ企業に移籍している。企業提出書類や事情に詳しい複数の関係者の話によると、バイオテクノロジー企業少なくとも16社が香港でのIPOを目指しており、30億ドル(約3300億円)以上を調達する意向だという。

  ホーガン・ロベルズの資本市場担当弁護士、スティーブン・ピープルズ氏は「ドットコム時代には、誰もが新興のインターネット企業に入りたがった。新しいことであり、エキサイティングであり、その会社がIPOを実施すれば大金を稼げる可能性があったからだ。今の香港のヘルスケア業界に似ていると思う」と指摘した。

Career Change

More and more bankers are quitting to join biotech companies

Source: Public statements, LinkedIn profile and people familiar with the matter

原題:Bankers Quit Goldman, Citigroup for Biotech Riches in Hong Kong(抜粋)

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