ECBクーレ氏:貿易戦争の試練でもECB出口戦略の軌道揺るがず

  • ECB政策委員会の6月の決定はグローバルリスクを考慮した
  • クーレ理事がブルームバーグとのインタビューで発言

欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事は、急速にエスカレートする貿易摩擦に伴うリスクを同中銀は警戒しているものの、現行の金融政策スタンスはうまく機能しているとの認識を示した。

  ECBが純資産購入の年内終了方針を発表してから1カ月足らずだが、保護貿易主義のレトリックが現実となり、米中は新たな追加関税を相互に発動した。そうした状況が企業景況感に打撃となる可能性があり、投資や世界経済の成長を抑制しかねない。

  クーレ理事はフランスで開かれた会議でブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「これまでのところ、われわれが見てきたことが景気回復を妨げる恐れはない」としながらも、政策担当者は無関心ではないと指摘。ECB政策委員会の6月の決定は「これらのリスクを既に考慮に入れている」とした上で、現時点で「政策見通しを変える理由はない」と説明した。

  クーレ氏はまた、企業景況感への影響は今のところ「限定的だ」と述べ、「ユーロ圏の状況は極めて力強く、張りのある成長が見られる」と付け加えた。

  
原題:Coeure Says Trade-War Challenge Isn’t Shaking ECB’s Path to Exit(抜粋)

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