中国テンセント、オンライン音楽事業のスピンオフと米IPO計画

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  • ストリーミングは著作権侵害に悩まされてきた業界に活気取り戻す
  • テンセントのプラットフォーム、有名歌手にとっても重要な媒体に

An attendee walks through the entrance of Tencent Holdings Ltd.'s WeChat Open Class Pro conference in Guangzhou, China.

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)が計画するオンライン音楽事業のスピンオフ(分離)と米国での新規株式公開(IPO)は、長らく低迷してきたレコード業界の持ち直しを示す新たな兆しとなっている。

  テンセントのオンライン音楽部門、テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(騰訊音楽娯楽集団)が上場することで、米投資家は中国の音楽ストリーミングサービス市場への投資が可能になる。ストリーミングは著作権侵害に悩まされてきた音楽ビジネスに活気を取り戻した。米国ではストリーミングを原動力に音楽の売り上げが1990年代以来の伸びとなっており、テンセント・ミュージックと資本関係にあるスポティファイ・テクノロジーが台頭している。

  テンセントの音楽プラットフォーム「QQミュージック」や「酷狗」「酷我」は、ケイティ・ペリーやリアーナなど歌手にとって中国市場に音楽を届ける重要な媒体になりつつある。

  スポティファイはテンセント・ミュージックに出資しているが、両社は今後ますますライバル企業として競い合っていく可能性がある。中国では直接の競争相手になっていないが、スポティファイは東南アジアなどの地域でテンセントに挑む格好となっている。

原題:Tencent’s U.S. Music IPO Reflects an Upbeat Record Industry (1)(抜粋)

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