「米は強盗のよう」と北朝鮮が非難も、ポンぺオ氏は一蹴

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  • 金正恩委員長は核放棄の約束を撤回していない-ポンぺオ氏
  • 日米韓は非核化含む国連安保理決議の履行要求で一致-河野外相

ポンぺオ米国務長官は8日、非核化を巡る米側の姿勢を「強盗のような態度」と非難した北朝鮮側の声明について、金正恩朝鮮労働党委員長は核兵器をあきらめるという約束を撤回してはいないとして一蹴した。

日米韓外相の共同記者会見

Photographer: David Mareuil/Pool via Bloomberg

  2日間の平壌訪問の後に訪れた東京都内で開いた日米韓外相会談後の共同記者会見で語った。ポンぺオ氏は米朝間では非核化の範囲についても協議したが、北朝鮮側は完全な非核化を否定しなかったと語った。

  北朝鮮外務省の報道官は7日、朝鮮中央通信を通じて英文の声明を発表し、米国が「一方的で強盗のような非核化の要求だけを持ち出してきた」と非難した。

  米政府関係者は北朝鮮側の声明は駆け引きの一環として出されたもので、ポンぺオ氏は落胆していないと匿名を条件に語った。

  ポンぺオ氏は記者会見で、国連安全保障理事会決議を踏まえた米側の要求が強盗のようなものだとしたら、「世界が強盗になってしまう」とも指摘。非核化が達成されるまで制裁を維持する考えを表明した。韓国の康京和外相は米朝間で生産的な交渉が行われており、期待していると述べた。

  河野太郎外相は日韓で米を支援すると述べた上で、北朝鮮に「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を含めた安保理決議の履行を求めることで一致したと語った。また、ポンぺオ氏が今回の訪朝でも拉致問題について提起してくれたと謝意を示した。ポンぺオ氏は8日午前、安倍晋三首相とも会談している。

(ポンぺオ氏の発言を追加し、更新します.)
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