【米国株・国債・商品】株続伸、バイオ高いー原油は供給不足懸念

更新日時
  • バイオジェンのアルツハイマー病新薬候補、臨床試験で有意な結果
  • 米国の対イラン制裁で原油は供給不足になるとの見通し

6日の米株式相場は薄商いの中を続伸。バイオジェンのアルツハイマー病新薬候補が臨床試験で有意な結果を示したため、バイオテクノロジー関連銘柄を中心に買いが入った。米国債は小幅高。強弱まちまちの内容だった米雇用統計や、米中貿易摩擦悪化の影響を消化する動きにもなった。

  • 米国株は続伸、バイオ株に買い
  • 米国債は小幅高、10年債利回り2.82%
  • NY原油は反発、供給不足になるとの懸念で
  • NY金は反落、利上げペース維持との見方で-米雇用者数が予想上回り

  米国の主要株価指標は上昇。S&P500種株価指数は週間で1カ月ぶりの大幅高となった。雇用統計では雇用者数の伸びが予想を上回った。バイオ株や半導体銘柄、ソフトウエア、ハードウエアに買いが入り、ナスダックの指数も上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比0.9%高の2759.82で終了。ダウ工業株30種平均は99.74ドル(0.4%)上昇し24456.48ドルで終えた。午後5時現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.82%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は反発。米中の貿易摩擦が悪化し、需要を抑制する可能性があるものの、米国の対イラン制裁により供給不足になるとの見通しから買いが優勢になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は86セント(1.2%)高の1バレル=73.80ドルで終了。ロンドン北海ブレント9月限は28セント安い77.11ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反落。6日の米雇用者数の伸びが予想を上回ったため、米金融当局が利上げペースを維持するとの見方から売りが優勢になった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%安の1オンス=1255.80ドル。

  商いは薄く、S&P500種構成銘柄の出来高は平均を23%、ダウ平均の構成銘柄は32%それぞれ下回った。

  米国の追加関税に対して中国が報復関税を課し、トランプ大統領は別の関税を発動する可能性もあると警告。報復の応酬で世界経済が不安定化し、貿易摩擦は早期には終わらないとの懸念が強まっている。ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツを創設した資産家、レイ・ダリオ氏は「きょうは対中戦争の初日だ」と指摘した。

  コモンウェルス・ファイナンシャル・ネットワークのブラッド・マクミラン最高投資責任者(CIO)は「過去数年に教訓があったとすれば、政治が市場を動揺させないことだった。しかし、次の段階では毎日のように出来事が起こり、醜い状況になり始めている」と述べた。

原題:Stocks Surge on Tech Strength Despite Trade Fears: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as Supply Threats Overshadow Demand-Killing Trade War(抜粋)
Gold Futures Decline as U.S. Job Gains Fuel Concern on Fed Rates(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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