米ガソリン小売価格の高値、トランプ大統領の支持率低下促す可能性

  • 大統領はツイッターで価格抑制に役立っていないとOPEC批判
  • 支持率は42%、ガソリン小売価格は1年前と比較して約60セント高

米国のガソリン高についてツイッターで石油輸出国機構(OPEC)への不満を引き続きあらわにしているトランプ米大統領は、支持率を気に掛けていたのかもしれない。

  トランプ大統領は4日、「今すぐ価格を下げろ!」とツイートし、ガソリン小売価格引き下げに向けて「ほとんど役に立っていない」とOPECを批判した。事情に詳しい複数の関係者によれば、OPECを事実上主導しているサウジアラビアはOPECに対し、同国の6月の産油量が前月比約50万バレル増の日量1050万バレルだったと報告した。

  ガソリン小売価格は1年前と比較して1ガロン当たり60セント余り高くなっている。中間選挙が近づく中、共和党による減税の効果が薄れる恐れがある。

  調査会社ギャラップによれば、トランプ大統領の支持率は6月11-17日の週に45%と、2017年1月以来の高水準に上昇。その後、42%となった。移民政策を巡る動向など他の要因もあり、ガソリン価格だけが有権者の意見に影響を及ぼしているわけではない。

  ワシントンのコンサルタント会社クリアビュー・エナジー・パートナーズによれば、特に支持率が既に揺らいでいる状況では、ガソリン高は米国の大統領にとって助けにはならない。

  クリアビューのマネジングディレクター、ケビン・ブック氏は「大統領選挙の年には、ガソリン価格と大統領支持率とはかなり強い逆相関関係になっていることが分かる」と指摘。「支持率が低い局面ではガソリン高はそれを助長するだけだ」と述べた。 

原題:High Gasoline Pump Prices May Magnify Presidential Disapproval(抜粋)

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