米国株反発、ハイテクに買い-原油は反落

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  • 原油在庫が予想外に増加、サウジが原油の輸出価格を引き下げ
  • FOMC議事録、漸進的な利上げへのコミットを再確認

Photographer: Eric Thayer/ Bloomberg

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5日の米株式相場は反発。6日の米雇用統計発表と米中の関税発動に備えた動きとなる中、ハイテク株を中心に上昇した。

  • 米国株は反発、ハイテク株に買い
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.83%
  • NY原油は反落、予想外の在庫増で-サウジが価格引き下げ
  • NY金は続伸、雇用統計や対中関税発動に注目

  米国の主要株価指数は全て上昇。半導体株の強さを背景にナスダック指数の上げが目立った。祝日を含む週であるため商いは薄く、S&P500種株価指数とナスダック100指数構成銘柄の出来高は通常の水準を20%余り下回った。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.9%高の2736.61で終了。ダウ工業株30種平均は181.92ドル(0.8%)上昇し24356.74ドルで終えた。米10年債利回りはほぼ変わらずの2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は反落。米国の在庫が予想外に増加したため売りが膨らみ、ほぼ3週間ぶりの大幅安になった。サウジアラビアが原油の輸出価格を引き下げたことも売りを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は1.20ドル(1.6%)安の1バレル=72.94ドル。ロンドン北海ブレント9月限は85セント安い77.39ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。6日の米雇用統計と米国の対中関税発動に注目が集まっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%高の1オンス=1258.80ドル。

  午後公表された連邦公開市場委員会(FOMC)会合(6月12-13日)の議事録によると、当局者らは政策金利の漸進的な引き上げへのコミットメントを再確認。貿易摩擦に伴うリスクの高まりにも言及した。6日発表の雇用統計では労働市場の強さ継続を示すと予想されている。午前0時には米国による対中国追加関税の発動期限を迎える。

  アバディーン・スタンダード・インベストメンツのグローバルエコノミスト、ジェームズ・マッキャン氏は「リスクが高まり、状況はやや難しくなっており、不安な心理が強まるだろう。リスク上昇と同時に当局の引き締め政策が、状況を一段と厳しくしている」と指摘した。

原題:Stocks Rise, Bonds Fall as Tariffs, Jobs Data Loom: Markets Wrap(抜粋)
Oil Dips on Surprise Storage Build as Saudis Respond to Trump
PRECIOUS: Gold Treads Water as Focus on U.S. Jobs and Trade Spat

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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