Photographer: Tomohiro Ohsumi

世界半導体大手、中国市場は一層リスク伴うと意識-マイクロンは一例

  • マイクロン販売差し止め前にも、独禁当局が韓国企業などに立ち入り
  • 米中両国が手持ちのカードを増やそうとしているとアナリスト
Photographer: Tomohiro Ohsumi

台湾の聯華電子(UMC)が米マイクロン・テクノロジーを相手取り起こした半導体製品を巡る特許訴訟で、中国の裁判所はマイクロンによる同製品の販売を差し止める仮処分を下したが、世界の大手半導体メーカーはこれまでにも中国市場で挫折を味わってきた。

  世界の半導体メーカーは、米中貿易摩擦や中国での半導体国産化の動きを背景に世界最大の同国市場での事業展開が一層リスクを伴うと意識しつつある。

  中国の反トラスト当局は約1カ月前、マイクロンと韓国のサムスン電子、SKハイニックスの中国オフィスへの立ち入り調査を行った。また、クアルコムによるオランダのNXPセミコンダクターズ買収計画は、承認されないまま1年半余りが経過している。

  調査会社ガートナーのアナリスト、ロジャー・シェン氏は「貿易戦争が現実味を帯びる中で、米中両国が手持ちのカードを増やそうとしていることは確かだ。マイクロンのような企業はまさにこうした動きのただ中にある」としながらも、「だからといって、中国の中級人民法院が政府の指示を受けてマイクロンの販売を差し止めたとは思わない。中国の統治制度はそのように機能していない」と指摘した。

原題:Micron’s China Ban Is Latest Blow to Chipmakers in No. 1 Market(抜粋)

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