「ユーロ離脱したいと誰も望まず」-公約実行するとイタリア財務相

  • 最低所得保障と税制改革を「並行して進める必要がある」と財務相
  • トリア財務相がローマでのブルームバーグとのインタビューで発言

イタリアで新たに発足した連立政権は、減税と最低所得保障の両方を最初の予算案に盛り込む方針だ。政策課題を撤回するつもりがないことを金融市場に示したい考え。トリア財務相がローマで行ったブルームバーグとのインタビューで明らかにした。

  ポピュリスト政権の誕生はイタリア債市場に当初動揺を引き起こしたが、新政権はこの包括的経済プログラムによって、ミッション(政治目的)遂行への本気度に変わりがないことを投資家に示そうとしている。低所得層への最低所得保障は、反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」が強く推進する政策であり、連立パートナーの右派政党「同盟」は、減税と税率区分の簡素化を公約している。

  トリア財務相(69)は、6月1日の政権発足後初めてとなる国際報道機関とのインタビューで2つの政策について、「制度改革と経済成長促進に不可欠であり、並行して進める必要がある」と発言。「政府プログラムの漸進的な実施によってより高い経済成長を実現しなければならない。そのためには税収と支出の両方について行動が必要になる。これまでの政権との違いは赤字の水準ではなく、ポリシーミックスの違いだといえよう」と語った。

  トリア氏はユーロ圏にしっかりとどまるという政府の意思を確認する一方、「通貨同盟には機能不全」が数多く存在し、対処する必要があると主張した。「誰もユーロを離脱したいとは望んでいないが、われわれが修正しなければ状況が悪化するリスクがある」と同氏は述べた。

原題:Italy to Start Sweeping Economic Program With Upcoming Budget(抜粋)

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