除外相次ぐ三菱モルガンを起用、社債主幹事で豊田織とRみらい

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  • 「過去からの経緯を含めて総合的に勘案した結果」と豊田織の担当者
  • これまで鉄建機構、サントリ食、東レ、東京ガスなどが主幹事を除外

Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

トヨタグループの豊田自動織機が5日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を社債主幹事に指名した。長期国債先物での相場操縦で主幹事除外が相次ぐ中での起用になる。

  愛知県に本社がある豊田織はこの日、7月発行の3年債の主幹事4社に三菱モルガンを入れた。主幹事の1社の野村証券が明らかにした。豊田織経理部財務室の佐藤貴巳氏は「過去からの経緯を含めて総合的に勘案した」と電話取材で述べた。三菱モルガン親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループの前身に愛知県に強かった旧東海銀行が含まれることが背景かとの質問に答えた。

  3日には投資法人みらいが10年投資法人債の主幹事に三菱モルガンを加えた。SMBC日興証券が明らかにした。Rみらい運用者である三井物産・イデラパートナーズの上野貴司取締役CFOは、国債先物の件は認識しているが全体として大きな支障はないとして「過去の実績を踏まえて主幹事にした」と述べた。

  ニッセイ基礎研究所の徳島勝幸・金融研究部主席研究員は三菱モルガンについて、今回は社債の引き受けに関する事案ではない、として三菱モルガンを主幹事から外す動きは「長期間続くとは思えない」と述べた。三菱モルガンについては、証券取引等監視委員会が2億1837万円の課徴金を命じるよう金融庁に勧告している。

三菱モルガン外し

  三菱モルガンをめぐっては相場操縦が明らかになってから主幹事を除外する動きが相次いでいる。5日は鉄道建設・運輸施設整備支援機構とサントリー食品インターナショナルが指名していた主幹事から三菱モルガンを外した。主幹事のみずほ証券と野村証券が明らかにした。4日までには日本政策金融公庫、オリックス不動産投資法人、東レ、東京ガス、KDDIが三菱モルガンを除外している

  鉄建機構とサントリ食が主幹事を外したことについて、三菱モルガン広報・CSR推進部次長の市橋浩司氏は5日、「お客様が決める事項であり、弊社コメントはございません。お客様の判断を真摯(しんし)に受け止め信頼回復に努力する」とコメントした。

(最終段落の三菱モルガンのコメントを最新版に差し替えて更新します.)
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