中国CIC、ヘッジファンド投資維持へ-リターン「非常に高い」

  • 海外ポートフォリオの約8%をヘッジファンド投資に振り向けている
  • リスク調整後リターンを測るシャープ・レシオ、ファンド投資が最高

中国の政府系ファンド(SWF)、 中国投資(CIC、運用資産9300億ドル=約103兆円)はヘッジファンドへの投資配分を現在の水準近くで維持する方針だ。リスク調整後リターンが「非常に高い」ためという。

  CICの資産配分責任者、フア・ファン氏は、パブリックマーケット・ポートフォリオにおけるさまざまな資産クラスの中で、リスク調整後リターンを測るシャープ・レシオが最も高かったのはヘッジファンド投資だと説明。海外ポートフォリオの約8%をこの分野に振り向けているとし、CICは世界でも有数のヘッジファンド投資家になっていると付け加えた。

  同氏は北京でのインタビューで、「投資規模は妥当で既に非常に大きい」とした上で、「それ以上あまりエクスポージャーを増やさなかった理由は主に、市場の限界のせいだ。投資先として大変優れていると考えられるヘッジファンドを見つけるのは簡単ではない」とも話した。

  CICは2009年にヘッジファンド投資を開始。通常なら新規資金を受け付けない成績トップクラスのファンドでも、金融危機による影響でアクセスが容易だった。そこから現在の規模にまでポートフォリオを拡大してきたが、ファン氏によると、大半の投資先は欧米の伝統的な金融センターに本拠を置くヘッジファンド。現在は昨年の利益貢献が高く、地元ファンドが登場しているアジアでの投資機会拡大を探っているという。

原題:CIC to Maintain Hedge Fund Allocation on ‘Very High’ Returns(抜粋)

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