中国ヘッジファンド:株式相場は底入れ近い-人民銀の政策が下支え

  • 重陽投資管理、火力発電や電気機器の関連株を買い増し
  • バリュエーションは歴史的な底に近く、外国人投資家が買い増しの公算

ヘッジファンド運用会社の上海重陽投資管理によると、中国人民銀行(中央銀行)が一段と緩和的な金融手段に頼れば中国株式相場の総崩れは終わりに近づいていく可能性がある。同社の主力ヘッジファンドは2008年9月の運用開始以来356%のリターンを記録している。

  重陽の王慶社長は「中国の厳しい規制やリスク防止、デレバレッジを考えれば資産価格は天井に直面するだろうが、一層柔軟な政策スタンスがリスク資産価格を下支えするだろう」と述べ、「市場が先の調整を経て底値圏にあることは明らかだ」と指摘した。

  同社は火力発電や電気機器、消費、金融に関連する企業の株式とともに、高配当利回り銘柄やキャッシュフロー(現金収支)の好調な企業の株式を買い増している。王社長が電子メールで質問に回答した。重陽の運用資産は約200億元(約3330億円)。

  米国との貿易摩擦を巡る懸念や景気減速、人民元安を背景に株価が急落した中、人民銀は先月、一部銀行の預金準備率を引き下げた。上海総合指数は1月の高値から22%下落し、世界の主要株価指数のパフォーマンスで下位に並んでいる。

  王氏によると、外国人投資家はバリュエーション(株価評価)が歴史的な底に近いため、株式を買い増す可能性が高い一方、十分なマネーサプライがある状況では通常、リスク資産の一層の下振れリスクは限定的だという。

原題:China Hedge Fund Says Stocks Near Bottom on PBOC Policy Support(抜粋)

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