英国で男女2人が神経剤で重体、元スパイ襲撃事件でも使用

更新日時
  • スクリパリ氏襲撃に用いられたのと同じ神経剤ノビチョク検出
  • 捜査は継続中、政府は5日に緊急会合を開催する

A police officer stands next to a public litter bin next to a supported housing project in Salisbury.

Photographer: Jack Taylor/Getty Images Europe

英警察当局は4日、同国南部で先月30日に40代の男女2人が神経剤ノビチョクで重体になったと発表した。元ロシアのスパイ、セルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんが同国で4カ月前に襲撃された際に使用された神経剤と同じだという。

  男女2人が中毒となった現場は元スパイの襲撃事件が起きたソールズベリーから近距離だった。

  ロンドン警視庁テロ対策指令部の幹部ニール・バス氏は4日遅くにテレビ放映された記者会見で、この男女2人がさらされたのはスクリパリ氏らの襲撃に用いられたのと同じ神経剤ノビチョクであることが確認されたと説明。「現時点で捜査チームの優先事項は2人がどのようにしてこの神経剤に接触したかをはっきりさせることだ」と述べた。

  4日夜の時点で首相官邸は対応策を打ち出していない。捜査が続いており、政府は5日に緊急会合を開催する。

  今回の被害者2人はソールズベリーから8マイル(約13キロメートル)ほど離れたエイムズベリーの民家で意識不明の状態で発見され、病院に運び込まれた。当局は当初、ヘロインなどの摂取が原因と考えていた。

原題:Novichok Nerve Agent Identified in More U.K. Poisonings (1)(抜粋)

(3段落目以降で当局発表や詳細を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE